ミュージックステーションのカメラワークって本当に職人技の集合体だと思う〜ゲスの極み乙女。「私以外私じゃないの」を見て〜
金曜日の夜は録画しているテレビ朝日のミュージックステーションの演奏部分だけを何回も繰り返して見る。変態みたいだけど、繰り返せば繰り返すだけ発見が見つかり、それは音楽に対してもなんだけど、カメラワークの難しさと映像の面白さみたいなものもじわじわ伝わる。別にカメラが好きなわけではないのだが、どこをどう切り取るか、というか、演奏者の表情の特徴、パフォーマンスの特徴を、曲に合わせて、切り取り、それを組み合わせる、そのアウトプットが、あらゆる音楽番組の中で抜群に上手いと思っているのは気のせいか。
今日の放送で、ゲスの極み乙女。が出た。彼らのLIVEを一度だけ見に行ったことがあった。間奏部分こそ、あのバンドの本当の力の発揮のしどころとか思っているし、何よりメンバーそれぞれのパフォーマーとしての色が見えてくる。そしてたまにメンバー同士顔を合わせて笑顔になる。
で、今日の放送で、奇跡の瞬間が収められた。
バンドのS担当だけあって、素晴らしい目つき。
コーラスの時の目線。
怖い!!ホラーだ!!しかし美しい。
でだ、
奇跡の一枚。
それは間奏部分。キーボードの見せ場が終わり、ギターの見せ場に向かう瞬間に奇跡が映った。
ほないこかさんの笑顔。なんて素晴らしい。演奏中の唯一の笑顔ではないか。多分、これは奇跡じゃない。キーボードからドラムに映像がスイッチされるタイミングも、曲のリズム通り。というか拍前の絶妙なタイミング。演奏者への寄り方も表情も見えるし、打ちも見える丁度のトリミングゾーン。
生放送でこうやって素晴らしい音楽映像を届けられるのは凄いと思うし、これも含めてテレビの力だと思うので、まだまだテレビは十分に強いと思う。