栃木SC開幕戦@栃木グリーンスタジアムに行って思ったこと


2月24日、コピーライター長谷川哲士さんからお誘いいただき縁もゆかりもない栃木SCのJ2開幕戦を観に行った。対戦相手はツエーゲン金沢。なかなか強そうな名前である。

栃木SCには江藤美帆さんが転職されてお会いした時に「試合観に行きます!」と言ったっきりの行く行く詐欺をしていて罪悪感をもっていたので、いや3ヶ月に一度は行く栃木県さくら市にある喜連川早乙女温泉の男湯に貼られている栃木SCのポスターを行く度に見て「栃木SC気になるなぁ」と思っていて、今回の長谷川哲士さんからのお誘いは絶好の機会であった。

3ヶ月に一度栃木に行く時は車で行っていた。今回は電車である。「乗り換えとかたくさんありそうでつらいかも」と思ったが品川から乗り換えせずに東海道線?一本で乗り換えせずに行けるのだ、ただし2時間くらいかかるがスマホで動画を気軽に楽しめるようになった今、この2時間という電車に乗っている時間はとてもありがたくNetflixで映画を楽しむ。

意外にも近く行きやすい栃木という場所に拠点を置く栃木SCはそのファン圏を東京まで広げ得るなと思うも、サッカーにおける場所とファンの関係はそういうものじゃないかと思いつつ、栃木、宇都宮に対してかなり上の離れた関東というイメージは確実に壊れた。

そうこう考えているうちに映画も終わり宇都宮に着いた。改めて宇都宮の近さを実感するとともに2時間の短さも実感したわけである。

長谷川哲士さんの仕事のパートナーも一緒で3人での観戦となる。この3人は宇都宮駅集合。会えるか不安だったが長谷川哲士さんは丸いグラサンをかけいつもの派手なファッションで宇都宮では特に目立ち探す必要は全くなかった。

3人が合流でき時間は12:20。試合は14:00キックオフ。割と時間があると思ったが、宇都宮駅から試合会場の栃木グリーンスタジアムまでGoogle検索するとバスで1時間近くかかって「え!?」と焦ったが長谷川哲士さんが「専用バスがあるんで大丈夫です」と言い安心、しかしそれでも30分?くらいかかるわけで昼飯はこれ。

これだけじゃ足りないのでキヨスクで肉まんの類を買って食べた。せっかく栃木に来たのに餃子でもなくラーメンでもなくどこでも売っているもので腹を満たす。なんか悔しい。

しかし面白いのが、宇都宮駅を出ると駅前エリアを眺められ、そこからいくつかの餃子屋さんが見える。行列が長い店と全くお客さんの気配がない店がはっかりと分かり、2極化が激しい印象をもった。日曜日のお昼時、お客さんが全く入らないお店は続くのだろうか。「創業◯年」とうたいながらギラギラしたポップでどこかチェーン色漂う看板は餃子の街宇都宮が保証する伝統の味から切り離された印象を受け「なぜこうなってしまったのか」とただただ気になった。それでもお店をおき続けることができる宇都宮の住みやすさを感じたわけだが、その店は平日にはお客さんがたくさんいるのかもしれないし全て勝手な妄想である。

行列の長い餃子屋さんに入りたくなるも時間的に無理なことは明白でかといって宇都宮であるにもかかわらず行列のない餃子の店には入る気が生まれず結果チェーン店になっているので自分の判断というのは何ともさみしい。そもそも事前に昼飯のことや宇都宮に着いてから栃木グリーンスタジアムに行くまでのスケジュールをたててないことがだらしがない。野球の試合であるなら試合時間は長いしこのような感じで良いかもしれないがサッカーは試合時間が短いのでできれば最初から見たい。

チェーン店のマーケティングに寄って作られた美味しさを実感すると同時に胃に流し込む、バスの本数が限られておりバスが出発するまで後わずか。これを逃すとキックオフギリギリとなる。マナーとしてバスに乗る前にはキヨスクで買ったものは全て食べ切っていたい。食べ終わった。バスの往復券1000円を購入。バスで1000円は少々高いと思ったが満員である。30分立ってバスに揺られるのは疲れそうと思ったが長谷川哲士さんらと話していたらあっという間に栃木グリーンスタジアムに到着してしまった。30分もかかっていない感覚であった。

いよいよ、栃木グリーンスタジアム。が、バス停を降りてもスタジアムは見えない。しかしお祭りのように出店が出て大きいカラフルなアーケードがあり、何より老若男女が笑顔で蛍光イエローの栃木SCのユニフォームを着ている。いよいよ、試合、という感じで気持ちが高まる。

アーケードをくぐり進むと分かってくるのが右側の木々の向こう側に栃木グリーンスタジアムがあるのだ。構造として面白いのが周りと比較して低くスタジアムの底面が引かれていて丘に囲まれた地形の中に守られるようにして栃木グリーンスタジアムは存在しているのだ。その上木々に囲まれている。「だからグリーンスタジアムなのか!」と思った。会場の大きな音が周囲に響かないように設計されたのかなとそういうところから優しさがのぞく。

選手や監督の等身大、いやそれより少し大きいかっこよく立った縦長の旗が並ぶ。選手を知らない人でもこの並んだ選手の旗を眺め、何となく顔と背番号を覚えていく。1番目は田坂和昭監督である。僕の地元から近い平塚市。そこに拠点をおいたベルマーレ平塚に田坂和昭監督は在籍していたので勿論知っていた。あの田坂和昭監督をこれから観られるのである。サッカー少年だった二十数年前に写真や映像で見た田坂和昭さんと旗になったスーツ姿の田坂和昭さんにあまり変わった印象はなかった。

新鮮な選手を見ている中で日本代表にもなった大黒将志選手が混ざる。初めてこれからあの大黒将志選手を観ると思うと胸が踊るのである。とてもとてもミーハーな自分に気がつく。テレビで見た選手がこれから応援するチームにいるというのはシートが持つホームアウェーの形式的なスタンスとは異なりとても能動的になれる。ただ「大黒!!」だけになるわけではなく不思議と大黒将志選手を中心に栃木SC全体を自然に応援する気持ちになれた。

長谷川哲士さんは太い麺の焼きそばを買う。お祭りっぽくなってきた。焼きそばはお祭りの立派な要素だ。

栃木グリーンスタジアムへの入口となるゲートでチケットを見せ小さな谷に架かる橋を渡るとスタジアム内となる。

スタジアム内に入る時の一気に開ける感じは何とも気持ちが良い。水平移動からスタジアム内に入るのでフィールドの緑がいきなり飛び込み選手が想像以上に近く試合に備えたトレーニングをしている。

サッカー観戦をした少ない経験の中で陸上のトラックがないタイプのスタジアムは日本ではほぼ?初めてでフィールドの近さに興奮した。選手が近い。少し田坂和昭監督が前に出たら観客席の1番前のすぐそこにひょっこり頭が出る形ですぐに分かるし本当に近いと思える。また声もよく聞こえる。大きいスタジアムでは大声でも微かに聞こえる程度で、ここ栃木グリーンスタジアムではきちんと選手と観客である自分が一緒の空間にいる、という感覚を持てた。

栃木グリーンスタジアム、良いスタジアムだなぁと思っていたらまもなく試合開始。改めて、対戦相手はツエーゲン金沢。

応援が盛り上がる。熱くなる。周りのサポーターは苗字や名前で選手を呼び叫ぶ。長谷川哲士さんや僕は、キーパー!!とか20番!!とかで叫ぶ。そんな叫び方でも栃木SCのサポーターからは何も言われず叫び続けられた。良かった。ありがたい。なんというか人を大声で叫び呼ぶというのは気持ちが良い。何より栃木グリーンスタジアムという広大で緑に囲まれた場所で叫ぶというは本当にスッキリする。これだけで東京から2時間半くらいかけて来たかいがあったような…。

応援席にかかる選手の名前が大きく書かれた旗、名前のフォントはバラバラが通常だと思っていたが、ツエーゲン金沢は全て同じ。それは何とも奇妙で、その感覚に不思議に思った。サポーターそれぞれが思い思いに好きな選手を応援する、その表れの旗が全て同じというのは何とも違和感であった。

試合は0-0であった。栃木SCに勝って欲しかったが、それ以上に得点が見たかった。今度また栃木グリーンスタジアムに行った時はゴールを見たい。

帰り。バスの行列がとても心配だったが驚いたことに全然空いていたのだ。栃木グリーンスタジアムまでは基本的にサポーターは自分の車で来ているようだ。

宇都宮駅に到着し、せっかく宇都宮に来たのでみんみん、そして餃天堂で餃子を食べて帰った。餃天堂に至っては1時間以上並んだような…寒かった…。

みんみんにて
餃天堂にて

栃木SCの開幕戦を見に行ってしまったので、栃木SCには本当に勝って欲しい。目指せJ1!



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