点滴を打てなくなって絶望していたが逆に生き生きしたおばあちゃん


僕のおばあちゃんは入院をきっかけに足の筋力が低下し歩けなくなり寝たきりになった。そして自宅での介護が大変になったのでやむを得ず有料老人ホームにお世話になっている。お世話になってからもうどのくらい経っただろうか。2年は超えたか。そのくらいである。

お見舞いというと何となく違和感があるので、おばあちゃんに会いに行くと、いつも点滴。ご飯を食べさせようとしても「美味しくない」「お腹いっぱい」と言ってなかなか食べない。そんな様子を1年以上見ていたので、点滴が命綱のように思えていた。

最近、点滴の針が刺さらなくなったということをきっかけに、点滴を外した。この時に母から「点滴もできないからもう長くないかもしれない」と告げられ、いつ何があるかも分からないから海外旅行などの予定をキャンセルしようか迷っていた。結局、旅行の前に頻繁におばあちゃんに会いに行き様子を見ていた。

おばあちゃんは点滴をしなくなってから、普通に提供された料理を食べるようになった。そして点滴時代よりも声にハリが生まれ表情も豊かになり元気になったように感じた。

点滴が何なのかきちんと理解をしていないのだが、点滴に頼り過ぎていたように思え、おばあちゃんの自然に生きる力を信じていなかったことを反省した。お腹が減ったら食べざるを得ない。そういうややSなアプローチもあるのか。また「何かあったら大変」「外に出ちゃダメ」とか行動を制限するようなことを以前に言ってたことも反省した。能動的に何かしたい、と希望を持つことは1番の生きるエネルギーである。これを潰すのは良くなかったと反省している。

これから何か病気になりご飯が食べられなくなり点滴が必要になった時、どうすればいいのか分からないが、その時は強引に点滴をして欲しいというか、点滴ができないという現状をまだ信じることができずすごく疑っているのであるが、ご飯を食べられるようになった今できるだけ元気になり病気にならない体力をつけて欲しいと思う。


あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です