同窓会流行語大賞


高校とか中学とか3人くらいのプチ同窓会はたまにやったりするけど、先生とか呼んだ大胆な同窓会は実は経験したことなく、その理由と辿ると、本当の意味でリーダーシップのある人間がいなかったからだ、ということが浮き彫りになるのだけど、昨日はじめて、高校の同窓会に参加した。今回の幹事長であるリーダーシップが本当にある人は実は高校時代はリーダーシップを発揮していず、彼は中学時代から僕と一緒の学校であるのだが、それはそれは頭の良い人で、今は弁護士になっていた、たまげた。高校時代に高校デビュー的な感じではなかったが、同窓会でのリベンジ…人生的には、彼は完全な勝ち組なのだろう。

高校の同窓会、と聞いて思い浮かんだ数人。あとは何部に所属していたとか、成績とかそんなステータスが浮かぶ。体育祭で何をしたかとか、やったことについては全く思い浮かばない。空白の青春…もう本当に今まで僕は何をしていたんだ。

同窓会当日。

地元に帰る途中でHATRAのSHOWROOMに寄る。そんなことをしてたから時間がヤバくなって、焦ってもしょうがない電車に飛び乗る。

高校の最寄の駅に着いた。すごく田舎だ。東京ではみない名前のスーパー。広い駐車場。日本の多くの場所はだいたいこんな風景であることを考えると、東京というのはすごく不思議な場所であることに気がつく。メディアの多くは東京での出来事が流されるのに、日本の面積、人の多くは当たり前だが東京以外。東京以外の人にとってテレビや他のメディアでは無駄なものばかりが流されてるいるんだなぁと、地方の味方につく。

急いで会場に向かう。高校を卒業して10年。現役の母校の学生とすれ違う。当たり前だが、とても若い。あと表情が素直。なんだろう、表情は普通素直であるはずなんだけど、だいたいその表情を信じられない。言葉しか信じられない。あぁ、心が歪んでしまったなぁ、とか思う。

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会場に着いた。暗い。顔が見えない。近付くと見える、懐かしい顔だ。顔を見ると彼、彼女たちとの思い出が蘇る。意外に思い出はあったのだ。音楽の時間の前の休み時間で、ショパンの英雄ポロネーズを弾く彼は、今も全く雰囲気は変わらなかった。松浦亜弥と同窓だった彼は、まだとてもいじりやすい。ケミストリーの話をよくした彼とはまたケミストリーの話をする。一方で、彼らから言われる僕のエピソードが全く思い出せない。うぅ、もどかしい。なんだろう、なんだろう。普通、人生って自分が主人公であるはずなのに、自分という人間がごっそり抜けて、人のエピソードしか覚えていない。僕は本当にそこにいたのかな。そんな不思議なことを思いながら、思い出話しに浸る。

というか、タイトルは「同窓会流行語大賞」である。

思い出話はもちろんあったが、それ以外の話が実は6割以上だったように思う。同窓会流行語大賞と合わせて共有しよう。ランキング式だが、これは僕が勝手につけている。

1位「今、何してるの?」
これ、普通に最近知り合った人とかに使ったら凄く失礼だと思うけど、同級生には使えし、言われる。基本的にこの言葉で。文字面上、西野カナ的な面倒くささがあるトーンであるが、割とラフに聞く。SEと答える人が多いが、SEにはシステムエンジニアとかサービスエンジニアとかいくつか種類があるようである。あと無職とか、芸人とか色々いて、普段いかに似てる属性の人と一緒にいるかを思い知らされる。

2位「どこ住んでるの?」
今何してるの?の流れでどこに住んでいるか確認する。東京にいる人は意外に少なかった。メーカーに勤めている人は、その会社に勤めてから、ずっと地方を転々としている。僕は大学も東京で、会社に入ってからも東京で、東京しか知らないのが、実はヤバイのではないかと少し思った。

3位「変わってないね」
見た目は10年経てば少しは変わるが、話せば10年前とだいたい一緒で、「変わってないね」が飛び出る。嬉しいような悲しいようなそんな気持ちになる。

4位「誰と話したい?」
この言葉はなんというか凄く寂しいものがある。元同級生だから、気軽に話せるかと思いきや、そこで10年の壁が浮上して話し出せない中で、アンガールズのジャンガジャンガのオチが出てくる前のようなそんなモゾモゾ的な感じで「誰と話したい?」って仲の良かった友達同士で交わされる。

5位「結婚した?」
もう29歳なので。意外に結婚している人が少なくて少子化を実感。

6位「のびなかったね」
これは凄く残酷な言葉である。男性に対しては、リーダーシップを高校時代に発揮し、将来は有望かなと思った人がすごく普通になっていたり、女性に対しては高校時代可愛かった、将来可愛くなりそうなのに、期待通りにならなかったり、そんな意味でこそこそと仲の良かった仲間内で交わされる言葉である。一方で昔の面影を残しながら可愛く、、というか美しくなっている人がいて、どこをいじったんだろ…というシンキングタイムも少しあった。

…キリが悪いがこの6つはかなり出てきた言葉だと思う。

過去の話と未来の話、10年を行き来する空間が同窓会なのだなと思った。15年、20年…時空を超えて、またこんな時間を過ごしたいな。


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