LINEの名前に「帝越」を付けて炎上
1万人を超すLINEグループがあるという記事を見て、「目的は!?」と思いながら、その記事を読み進めても目的がわからないまま読み終わり、するとどうなるか、「帝越」というテキストだけが頭に残った。
1万人LINEグループ→帝越→?
色々調べてもよく分からない。
ということで、何となく、LINEの名前に
「(帝越)」
と付けてみた。
もちろん、ネタの部分が大きい。
特に何もなく、いやいつも通り2日に一回くらい「電話番号で友達追加されました」と友達でも知り合いでもない人がフワッと上がってくる程度で、最近は名前に「(帝越)」を付けたことすら忘れていた。
仕事でLINEを使うことがないので、「(帝越)」を付けたのだが、当然仕事関係の方と電話番号を交換するので、芋蔓式にLINEまで繋がることになる。
ある時、電話番号を交換した時に、LINEアカウントがバレて、まず「(帝越)」についてのツッコミがLINEに入る、しかも何でかよく分からないがグループになって入っている。
そのグループのなかに、1万人を超すLINEグループの記事を読んだ「(帝越)」既知の人もいて、
「え、onomaさんはあのグループに入ってるんですか」
みたいに発展し、
「え、何?LINEグループで1万人とかあるの?」
みたいになる。面倒な展開だ。そうなるとあまりメッセージを送れない性格。だけど、質問は僕に向いている。
「その記事を読んで興味本位で「(帝越)」と付けてます」
と本当のことを返した。
「え、目的はなんですか?」
…面倒だ。「(帝越)」と付けなきゃ良かった。そもそも1万人のLINEグループで何ができるのか、どんなトークがされているのか、気になって、知りたくなって、1万人のLINEグループの目的を知るのが目的なわけで…面倒だ…。
「興味本位です」
面倒な気持ちが6文字を打つ。
「中高生が多いんですよね。そのLINEグループ」
「中高生が好きなんですか」
「そういうところたまに感じる」
「ロリか」
「捕まるなよ」
「何人とあったの?」
「会うんだ」
「こわ」
「援交」
…こんな感じで続くのだが、凄く下品な感じで、1万人のLINEグループよりも多分下品で、目的は曖昧だろう。厄介なのは、リアルにもこのネタは引っ張られるところで、面倒は加速する。
そもそもLINEグループには、当初はそのLINEグループ名にちなんだ目的があったのに、紆余曲折あり生まれては消え、また再生しては消えを繰り返す、その度にトピックは変わる。
目的はないのだ、強いて言うと、〝繋がりを維持する〟ことに尽きるのではないか。
物凄くシンプルなのだけど、連絡しやすい環境、自分が困った時に助けてくれる環境がLINEグループというそれぞれの世界になるような、LINEグループは、薄い繋がりのなかでも、「あの繋がり」みたいなカテゴリというかフォルダというか、そんな検索しやすいというか、覚えやすいフックなのではないか。
何人も「すずき」がいる。
何人も「ゆーか」がいる。
彼らを正確に記憶することはできないけど、LINEグループで雰囲気を掴むことはできる。
多分そんなものなのだろうけど、1万人いたら、どんな感じなのか…やっぱりその世界はわからない。
そして、上でLINEグループは繋がりを維持すると言ったが、LINEグループにより、壊れた友情もあるだろう。
そう考えると、人間性を判別する濾過装置だな。