人が死に向かう動画を求め見る〜アメリカでの生放送射殺事件より〜


アメリカで生放送中に2人が射殺、1人が重体の事件があった。このニュースを朝のテレビのニュースで知って、犯人が銃を撃つカットだけ抜かれた状態、つまり、銃を撃つ前の実際に放送した映像、事件時のスタジオ映像、犯人が撮影した銃撃中以外の映像が流され、唐突に見ることになった。犯人が撮影した映像は、下から時々銃が見え隠れして、これが現実に起こった事件として見ていても、Nintendo64の007ゴールデンアイのゲーム映像のようで、架空の世界で起きたことのように見えてしまった。

テレビでは、実際に人が撃たれるシーンは放送されなかった、それはもちろんであるが、「続きはWEBで」と表示はされていないが、表示されているようなもので、何かを隠されると見たくなる、そんな心理もあって、実際に、YouTubeで色々なキーワードをいれて、検索をかけると、完全版の映像がすぐに幾つか出てくる。中には、丁寧に、テレビの映像と犯人の映像を一つの画面におさめたものもあって、これの製作者にどんな気持ちでこの動画を製作したのか聴きたくなったけど、僕がこの動画にたどり着いたということは、僕も同じ罪であるとも思えてきて、なんかなぁというか、映画を観に行って、「違法の動画をダウンロードしただけでも犯罪です」と刷り込まれているから、余計にそう思って、その動画をこれ以上再生することに弱腰になってもいた。

結局、人が撃たれるシーンを見て思ったのは「なんで見てしまったのだろう」であって、それはイスラム国で日本人などが殺された映像を見たときにも同じことを思ったのにまた見てしまって、僕の興味はなんなのだろうと、ただ思った。怖いものも見たさか、話のネタについていくためか、想像と現実の照らし合わせか。

ただ人が死んでいくところを見ることには慣れたくないと思うし、見たとしても心を痛める感情はもっていたい。

 


あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です