【お願い】海で3回以上「助けて」と叫ぶ少年を助けてください


  
夏は短くて、特に海に入れる期間は短くて、今日は海の日で、茅ヶ崎は浜降り祭で、テンションもいつもよりマシマシで、茅ヶ崎だけではなく、江ノ島なんかもテンションはマシマシで、そんななか鵠沼でボディーボードをしていたのだが、溺れていた8人を掬い上げた。基本的にボディーボードをやる時は鵠沼にいるのだが、溺れている人を見かけることすらなかったのだが、今日は8人みて、実際に彼らにボディーボードを渡し、何とか大丈夫なようには、なったものの、これは異常事態だと思う。

 

溺れる少年たちを見て、異常事態を招いたポイントは3点あると思っていて、それぞれについて述べていく。

 

  1. 中途半端な位置での溺れ
  2. 海を知らない少年/溺れのパターン
  3. 「助けて」を無視する大人

 

ちなみに8人すべて小学3,4年であった。

1.中途半端な位置での溺れ

だいたい「溺れ」と聞いて僕がイメージするのは、波などで流されてしまって、ポツリとした状態で、周りから見ると目立つようなかたちで、人が溺れている、そんな感じであった。が、今日みた溺れは全て、人が少し混み合っているなかでの、溺れであった。

   

 
海底の形状に紐付くその場の人の量とそこにいる人の属性を簡単に示したが、きっとこんな感じだろう。図中に赤く示したゾーンA,Bが溺れの現場である。

どちらも急に深くなるゾーンで、海底の構造を知らないで海に入ると驚くポイントである。

ゾーンごとの掬い上げた溺れた少年の人数は、以下の通りで、この数字だけで言うのも変だがゾーンBが圧倒。

  • ゾーンA:2人
  • ゾーンB:6人

調子にのって、サーファーがいるゾーンまで行って溺れると思いきや、意外にも、陸に近い部分での溺れがメインになっている。

この人混みでの溺れであるため、ライフセーバーも気が付きにくい、ふざけ、と捉えられていたのかもしれない。流されるといったような目立つ溺れでなく、人混みの目立ちにくい溺れのこわさを感じた。

 

2.海を知らない少年/溺れのパターン

溺れていた少年たちは、同い年くらいのグループで海水浴にきていたようで、周りには友達らしき人が数人いて、その友達との位置関係をポイントにして想像で、タイプ分類をすると、ゾーンA,Bに紐付くかたちで2つに分けられた。

ゾーンA.無鉄砲直進タイプ

ひとりガンガン進み、気が付いたら足が海底につかず、大きな波がきて、水を飲み、焦ってしまうタイプである。彼らの友達はゾーンBの手前にいた。友達に自分がかなり沖に行ったことを自慢したかったのだろう。

ゾーンAの場所は、浅い場所の少し先である。この浅い場所が厄介で、大人だと腰のあたりである。多分なのだが、ある程度泳ぎのできる少年で、ゾーンBの深い場所を泳ぎで突破し、一旦休んだところが浅い場所で、「まだ行けるじゃん!」と思って進んで、大きい波がきて、足がつくと思ったらつかず…焦って水を飲む、多分、そんな流れなのかなと思う。

友達グループのお調子者がだいたいこのパターンで、この属性にいる少年は、ボディーボードを渡し、足が着くゾーンまでくると、「ありがとう」も言わずに、友達グループのなかに戻っていく。

 

ゾーンB:友達追跡タイプ

ゾーンAとBの間に友達がいて、その友達に呼ばれて、その友達が地に足がついてるから安心して友達の元に向かって、ふと、足を底につこうとすると、つかず、波がきて、水を飲み、焦って溺れるタイプだ。友達は、ゾーンAとBの間にいて、「助けて」と叫ぶも、友達は笑っていた。ふざけていると思ったのか、本当に溺れさせたいのか、不明だが助けようとせずにただ笑っていた。

友達追跡タイプは、2人で溺れているケースが2回あった。2人とも「助けて」と叫んでいて目立ったが、友達は笑っているだけ。周りの人も見て見ぬふり。掬い上げるとかなり水を飲んでいて、動揺してしまっていて、冷静さが戻るのに3分くらい時間が必要だった。

海を知らない少年

溺れの原因は、3つあると思う。

  • 海底の形状
  • 波の周期
  • 友達との関係

海底が先にあげた図のようになっていることをそもそも知らないことは勿論あって、また大き目の波が、ある周期で来ることを知らず、ずっと小さ目の波しかこないと思ってしまっていたこともあると思う。また友達との関係については、「友達に自慢したい」「友達に追い付きたい」と友達を意識し過ぎるあまり、自分の安全がとんでしまったのかと思い、ポイントとしてあげた。

3.「助けて」を無視する大人

「助けて」と叫ぶ溺れた少年に僕より近い位置に大人は数人いたが、助けることなく、無視しているかのように、動くことはなかった。多分「助けて」と友達同士でふざけていたのかな、と思った、と、そう信じたいのだが、助けることなく、自分がしたいことをただ普通にしていた。僕もはじめは、ふざけているのかなと思ったが、「助けて」と3回叫んだあたりで、少年は上を向いて、必死に水を飲まないようにしていた、が、それが経験的に一番危なくて、上を向いたまま、口を開けると予期せぬ時に波がきて、波が口に入るとさらにテンパってしまう、そんな状況になりそうで、近付くとゴーグルの向こうの焦った目が見えて、ボディーボードを渡すとすぐにしがみ付いた。8人ともこのパターンだ。

 

少年すべてがオオカミ少年のように、「助けて」と嘘をつくと思われているのか、無視する大人の多さに驚いた。

 

近くにいたんだから、「助けて」と聞いたら、一旦その方向を見てあげて欲しい。1回や2回の「助けて」ならふざけているのかもしれないけど、3回も聞いたら、普通は見るでしょ、普通に見ていなくても、これからは見て欲しい。

 

なんか説教くさくなって、ごめんなさい。

 

嘆きでした。

 

あと、少年たちに言いたいのは、浮き輪でも何でも浮くものを持って海に入ってくれ。

 


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