Webに捨て身のライターはいたのか


  
今日たまたま読んだWeb記事がかなりヤバイ内容で、でもちゃんと文末にフルネームがあって、身の危険的に「この人、大丈夫かな」と思った。でも何かすごく懐かしい気分になった。僕は大学に入るまで小説はあまり読まなかったけど、FOCUSなどの週刊誌はかなり読んでいた。週刊誌にある記事と写真から、特ダネを狙って、捨て身で行動するライターの姿を想像して、「この人は多分、老衰せず殺されるんだろうなぁ」とか思いながらかっこよさを感じていた。

ライターについて、足を使って、耳を使って、目を使って…五感という五感を、そして、勘の第六感を使って、スクープを狙う人を昔はイメージしていた。それはカメラマンなのかもしれないけど、ライターでもカメラマンでもどっちもいいや、何かを発信する母体になる人をここでは指そう。

でも今は、一部のブロガーを除いて、メディアに属したライターはすごく真面目というか、クライアントの言うことはきくし、取材した対象に原稿のチェックもさせる。ライター自身の考えが載った文面でも極端な話はなく、誰も傷付けない。何となく共感を狙うような、そんな雰囲気が多いだろうか。ブッとんだ、挑発的な、スクープ的アプローチをあまり見かけなくなった。それは僕の今の趣味趣向のメディア選定の流れかもしれないけど、ただただ、今日、捨て身のWebライターの記事を読んで、その傾向に気が付いた。

捨て身のライターか、捨て身じゃないライターか、それは所属とか、お金の貰い方の違いはもちろんあると思うのだけど、せっかく「ライター」という世に何かを発信できる人、拡げる、伝える技術を、そして面白い視点をもった人なのだから、スクープを狙ってほしいなぁと思った。今、明るみに出ていない情報を公に引っ張り出すことがスクープ。今あるものを丁寧にまとめて教えてくれる凄く便利な記事がたくさんあって本当に生きやすくなったけど、「すげぇぇぇ」って記事の内容に新しい発見があるものが、Webにあまりないって今日改めて思って、僕自身ライターでも何でもない人間(今日、ラジオ原稿が広島で読まれるのがたのしみ)なのだが、ふと、生活を振り返って思った。今日読んだゾクゾクする記事は、デカイ闇の組織に立ち向かう戦士のようなライター像があった。価値観の押し付けじゃないけど、そんなライターがWebメディアでも目立ったら、もう少しWebが楽しくなる気がした。(この前、少年Aの本、絶歌に関する記事がいくつかバズっていて、その中で多分TOP3には入ると思われる記事(勝手にそう思ってるだけ)が、某メディアが書いた、絶歌のあとがきまま写しのもので、少年Aに「自分の犯した事件で印税もらってんじゃねぇよ」って言ってる人の何人かが、何も思わないまま、あとがきをここで消費してるとなると、色々と捻れていると思うし、何より、そんなユーザーのマインドを見越した某メディアのあとがきまま写しという行為自体が、PVを置きにいっていて、確かにPV大事だと思うけど、かっこ悪いというか、「あなたのメディアの記事と本当に言えるの?」と言いたくなるくらいで、メディアとしての、そしてライターとしての、熱い主張が入った記事が読みたいなぁ、と思った)


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