B’zライブ「LIVE-GYM2015〜EPIC NIGHT〜」@味の素スタジアムに行ってきた
カラオケに行けば、3回に1回はウルトラソウルなのだけど、B’zのLIVEに行った事はなく、CDを買った事があるか、と言えば買った事はなく、それはなぜだろうと考えると、ポジティブなロックというのがなぁ、という感じで、積極的に没頭してはいなかったけど、YouTubeでB’zリストを流すと全部知っているレベルで、今日B’zライブ「LIVE-GYM2015〜EPIC NIGHT〜」@味の素スタジアムに行ってきた。
不老の薬を飲んでるかの如く、僕が小さい頃から今まで外見が全く変わらずで本当に凄いなぁとテレビなどのメディアを通して感じていたし、改めてB’zをネット調べてみて、松本孝弘は54歳、稲葉浩志は50歳で、身の回りのその年齢層と比較すると「…」で、若さの秘訣は、「音楽」ということにしたい。実際にLIVEで奇跡的にステージ近くだったら、見た目がどんなものか、見てみたいと思っていた。
味の素スタジアムの最寄駅はカオス。今思えばカオスは実はここから始まっていた。
中に入ると悪夢が始まる。人でごった返し前に進めないのだ。
裏技だが、1回スタジアムの中に階段を登り入りそれから所定のゲートまで進むと速い。外通路は詰まるので…注意!
「まぁ、開始時間どうせ押すから良いよね」と思ったのは、LIVE開始予定時刻の3分前。しばらくすると、後ろの人が「LIVEはじまったって」と電話を通して誰かと話している。
「んな馬鹿な」そう思ったが、スタジアム内が騒がしい。本当に始まっていたのだ。B’zはロックバンドなのに、時間通りに始める、そんな真面目な!、日本的なロックバンドなのだ。ライブが始まっていると分かると、並んでいた人間が焦ったのか、走り出した、一斉に走り出した、「危険です、歩いてください」係りのそんな言葉を無視して、B’zファン40歳以上が一斉に走る。アリーナに行くには券を見せる必要があるが、もうライブが始まっている、その必要がなくなったように、アリーナゲートは無法地帯と化した。
スタジアムに入るなり、稲葉浩志の高い声と、B’zのロックサウンドが鳴り響く。
僕は、音楽LIVEでの野外のサッカースタジアムは初めてだった。音の感覚が掴めず、途中、どこかのスピーカーが故障したのか、音量のバランスがおかしくなっていたと感じた。しかし、ロックだ、そんなの関係ない!ライブは進む。
とにかく、スタジアムの音の跳ね返りがすごいから、耳に入る音を絞る必要があり号泣議員になる。
そうなることで、綺麗に音が聴こえるのだ。この号泣議員はふざけているのではない、真剣に音を聴こうとしただけであると、実感するであろう。
稲葉浩志の50歳とは思えないパフォーマンスが進む。広い味の素スタジアムのアリーナを囲むように稲葉浩志と松本孝弘が箱に乗って回る。後ろまできた。僕との距離は8mくらいだった。間近でみたB’z、松本孝弘は腕の産毛が長かった。そして同じようなギブソンのスペアのギターが4台下に置かれていた。まじで欲しい。あの水泳選手がいたら、危険だ。
稲葉浩志はとにかくテレビのままだ。NANAに出てきそうな姿だ。歌声以上にかっこいいと思った。
せっかく8mくらいの距離にいるのに、ライトがB’zを超えて僕に照射される、目が眩む、B’zがシルエットとなる、くそーーーみえねぇ、たまに松本孝弘が盾になって、稲葉浩志が見える。B’zも眩しいだろうに…と思ったが松本孝弘はサングラスだ、さすがだと思った。
スピーカーから出る前の音が僕の耳に届く、スピーカーから半拍遅れて音が届く、違和感だったが、そんなことはどうでも良い、意味は異なるが、百聞は一見に如かず、だ、すぐそこにB’zがいることに意味があったのだ。上手い下手、関係ない、そこにいた巨大ビジョンを通さずに確認できる主役に感動した。
B’zのファンは本当にすごい。稲葉浩志が歌っているのに必ずサビで合唱を始める。「稲葉浩志の歌声を聴きたくないのか」と思ったが、ライブを聴いていると、稲葉浩志の声は、松本孝弘のギターと同じ周波数なんじゃないかと思うくらいもう言葉ではないのだ、つまり背景のサウンドなのだ、B’zのライブは、カラオケなのだ、きっと、B’zのライブはカラオケなのだ。
この写真と逆向きに耳に手を当てる。後ろからの音がよく聴こえる。観客がしっかり歌っているのだ。
アンコールで、大好きなイチブトゼンブが流れた。歌詞はきちんと聴こえないけど、観客がそれを埋める。B’zのライブというのは、ロックで、観客含めてみんなで音楽をつくるのだと思った。
disっているように思えるかもしれないが、僕はすごく感動した。表現が下手なだけだ、ごめんなさい。
B’z大好き。B’zのファンも大好き。