婚約指輪を買いに行った(同行)


大学一年の頃か、夏休みにバイトをするために、15日間連続で朝から晩まで、一緒に鉄拳(プレステ)をやり、「何のバイトする?」とただそれだけ話していた友達がプロポーズをすることになった。「まじか」と思ったのだが、本気というのは、話していてすぐにわかった。そしてなぜか、婚約指輪を買うのについて行くことになった。指輪を買いに行く道で「結婚ってなんだろうね」みたいな話をしていて、大学一年のあの頃のように芸人のヒロシのネタの最後のように「ヒロシです、ヒロシです、ヒロシです…」のような感じで、「なんだろうね、なんだろうね、なんだろうね」と結果、ヒロシのように幕を閉じるわけではなく、お店に入っていても、「なんだろうね」は続きながら、買うことを予定していた指輪を前に、店員に声をかけ、上の階で詳細をつめていった。

ダイヤモンドプロフィールという、印象調査のSD法みたいなシートに4Cの項目があり、それぞれレベルを決めいく。

 

4Cとは

4C と聞いて、マーケティング用語のようで、というのは、マッカーシーの4P(製品Product、価格Price、流通Place、プロモーションPromotion)から派生した4C(顧客価値Customer value、顧客コストCustomer Cost、利便性Convenience、コミュニケーションCommunication)はあるのだが、それとは違う。ここでいう4Cは…

  • Carat:ダイヤモンドの重さ
  • Color:ダイヤモンドの透明度
  • Clarity:ダイヤモンド内の不純物の含有度
  • Cut:切る数

で、これらのレベルを予算に合わせて調整していく。PA(Proffetional Audio:機材に触れて音響を操作する人)のように、4つのボタンをコントロールする感じ。

彼のなかで予算は決まっていながらも、一生に一度のことで、物凄く慎重にレベルを選んでいて、その表情をみて、普段僕とふざけている感じではないこともあって、SD法のようなシートを埋めれば埋めるほど、僕がいる世界から彼が離れていってしまうような感じになり、さみしくなりながらも、そんな彼の表情をパシャパシャ撮った(何かで使うかもなので)。

 

男同士で婚約指輪を買いに行くと

周りを見渡すと、基本男女のカップルで、そんなの当たり前だ。そこに男二人で入るのは、恥ずかしいものが若干あったが、そこまででなく、いやでも、大きなダイヤモンドの指輪をつけた店員の視線は気になった。僕は、これから何か使える素材になるかも、と素材収集のために同行していたが、店員から聞くに、男同士の来店はたまにあって、僕のような感じでの同行らしい。

 

結婚した人に決まって思うこと

まずもう28歳なのだが、全然結婚する予定はない。だから、何というか身軽というか、まだ自由に動けると思える。結婚するとそうも行かないと思うけど、やっぱり、周りを見て思うのは、結婚している人は、していない人よりも輝いている感じがしていて、それは僕が身軽と表現した裏にある、一つの責任逃れみたいなことがあるのか、というか、腹を据えることからくる取り組む姿勢からなのだろう。

彼もこれからそんな輝きが増すと思うし、今までの彼を知っているからこそ、結婚後の変化が分かって、僕と彼は今までと違う関係にステップアップしていくのかなと思ったりして、結婚したからもう会わない、ではなく、これからも時々遊べたらな、と強く思った。

 

 


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